先日、堺で建築予定のH様と
D’S STYLEの建物の構造材に使用している
「緑の柱」の研究室の見学にいってきました。
緑の柱?
ってなに?
実は国産無垢の構造材に防腐・防蟻のための薬剤を
木材のなかにまで注入したもののことを言います。
ですのでシロアリ被害や腐れに非常に強く、半永久的に新築時の木材の強度を
保てる構造材なのです。
注入する薬剤の主成分は「銅」と「エンカベンザルコリウム」です。
エンカベンザルコリウム?
聞きなれないかもしれませんが
実は目薬や歯磨き粉などの中に入っているものです。
ですので人体に悪影響を及ぼすものではないのでご心配なく。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
では、いざ研究室のなかへ・・・
(子供の頃の社会見学を思い出します。。。)
中に入るとムッとした湿気が顔や首筋にまとわりつきます。
実はあのシロアリを培養しているのです。
シロアリにとって快適な温度と湿度を保っているのですが
日本でも珍しい施設だそうです。
色んな材木が置いてありますがシロアリがどの木材を
どのようにして食べていくのかを研究しています。
シロアリがおいしくいただいた材木は驚くほど軽く
大切な住まいがシロアリ被害にあったときのことを考えると・・・・・
・・・・・背筋が凍りつきます。
エサとなる木材を置くと1週間ほどで木がカスカスになるんだそうです。
湿気の充満したシロアリの部屋をあとにし、緑の柱の展示室へ・・・。
実際に緑の柱を使った様々な工事の様子を見ることができます。
住宅だけではなくダムや護岸工事などの公共工事にも採用されています。
驚くことに長島スパーランドのホワイトサイクロンにも使用されているんです。
最後に実施に同じ構造材で建てられているモデルハウスの見学。
実際に緑の柱を手に取り、においを嗅いで他の構造材との違いの説明を受けている最中です。
これから一生涯お住まいになるおうちです。
ご自分の目で実際の構造材やその内容を見学していただくことをお勧めします。
事前にご予約いただければ現地をご案内いたします(^^)