こんにちは。今日から新年度。
少し早めの桜に、心浮かれる季節が今年も来てくれました。
みなさん家のご検討いかがですか?
今日は土地探しについて、先日決断された方の流れをご紹介しながら、ポイントを紐解きたいと思います。
OBさんに「もう2度とやりたくないことはなんですか?」とお聞きすると、高確率で挙がるのが「土地探し」。
ご実家の建て替えや、土地の相続など、恵まれた方も確かに少数いらっしゃるのですが、注文住宅を建てる方のほとんどが経験されます。
いろんな方の計画をご一緒して感じるのが、この2点です。
①何を重視するのか、どの要素がより優先的か
土地の広さ
周りの景色
駅からの距離
小学校への距離
実家の近さ
前面道路の広さ
地勢
土地柄
etc…
②上の重視する点と、お金を比べて、どちらがどれぐらい重要か
つまりどの点が妥協できてどの点ができないかなのですが、選ぶ本人自身も実はまだよく分かっていない、ということが最初のうちは多いです。
いくつか土地を検討しながら自分がどう感じるかを知る必要があります。
僕自身もお付添いしながら、施主さんが土地に感じる印象やなぜそう感じるのかを伺いながら、ご一緒に候補地選びをしています。
そんな中、ひと組3月に土地を決断された方がいらっしゃるので、ご紹介します。
●実例
兵庫県 A様 30歳前後のご夫婦
ご主人がどちらかというと一般的な家を望まれていて、
奥さんがD’S STYLEの遊び心に共感してくださっていました。
〇1つ目の候補地(ご自身で探されました)
最初に挙がった土地は、家を建てるために整備された土地、いわゆる完成宅地でした。
上下水、ガス、前の道の太さ ライフラインは全て整っています。
不明な予算が少なく、土地選びを決断するにはやりやすい物件でした。
自転車の距離にスーパーなども揃い、生活のしやすさは◎でした。
分譲地として10筆がまとまっていて、数組が同時に新生活を始めるということも好印象でした。
ただ、家を出てすぐの幹線道路に大型車やダンプのよく通る道があり、
今後ご家族が増えたときのことを考えました。
価格の魅力と迷われましたが、結果断念されました。
○2つ目の候補地(ご自身で)
新快速の停まるターミナル駅に近い割に、値段が手頃な土地でした。
広さもそこそこあり、大きな公園が徒歩圏内です。
奥さんが子どもをベビーカーに乗せて散歩する風景が目に浮かびました。
一方で、土地までの侵入路が狭かったことや、
土地柄として「?」マークが付く地域でした。
便利さ以上にネガティブな部分を大きく感じ、新快速を諦めることにしました。
☆3つ目の候補地(大川から提案しました)
公立小学校が評判良く、D’S STYLEのOBさんがいらっしゃいます。
土地の前に広場があり、将来に渡っても建物が立ちにくい場所でした。
ところが先の2つよりも500万円近く高く、予算オーバーなのは明白でした。
しかしこれまでの検討で「環境」「質」の重要さを感じていて、最終的に予算をUPしてでもこの土地にしたいという結論になりました。
そして価格・条件交渉ののち、先日土地契約を終えられました。無事に確保することができました。
Aさん、改めておめでとうございます。
いろんな土地探しをご一緒して感じることをまとめると、
まず1つ目に場所や予算・条件をはっきりさせること、これは総予算のシミュレーションや、どんな家を建てたいかから逆算することで、すぐにわかります。
2つ目に、候補地を1つ見送る毎に検索条件を1つ足していく感覚で、次の土地探しに繋げること。無闇で取り留めがない、「無い土地探し」にならないようにすること
これらを地道に行うことで、自分たちに100%な土地を見つけられるのではないか、と今回も感じました。
「良い土地を見つけたら、絶対この家を乗せたい!」という住宅メーカーをお持ちの方は、ぜひ一度担当者さんにご相談してみてください。
4月の計画スタートなんて、とても素敵で時期もうってつけじゃないですか!