DS STYLEの前山です。
フィンランドへ行った目的の一つである
アアルトハウスへ行ってきました。
ヘルシンキ中央駅から北西へ5km行った所に、
1936年に設計し、以後40年に渡り暮らした自邸。
アアルトハウスがあります。
最近流行っているベニワレンラグも
アアルトハウスには何十年も
そこにいます。
窓際のデスク上には、青葉台モデルにも
置いているイギリスのアングルポイズの
デスクランプが。
DSの家と同様、無垢の床、塗り壁、明るい家
という共通の物を感じました。
リビングの簾の向こうに見える庭も
素敵なモノでした。
冬が長いフィンランドという事から
自然光を可能な限り取り入れ、
本当に気持ちいい空間です。
お風呂には天窓までありました。
書籍などで見ていた時はシンプルに見えましたが、
実際訪れると、アアルトの遊び心が随所に
散りばめられていました。
書斎のベッドが高いのも、見えてませんが
後方にあるハシゴの上にある隠し扉など、
かくれんぼ好きなアアルトの性格を
多く取り入れています(笑)
ちゃんと理由があるのが面白いですね。
取り損ねましたが、日本人が北欧のモノを
取り入れるのと同じで、アアルトも
アジアや様々な国のモノを取り入れています。
年季の入ったダイニングの木彫の椅子は、
アアルト夫妻が新婚旅行のイタリアで購入した
そうです。
良いものは色褪せないというか、
色褪せてもかっこいいですね。
照明外して帰りたかった...(笑)
我が家でも、アアルトのデスクやシェルフ
を使用していますが、このドア同様、
フィンランドバーチの経年変化による飴色の
風合いは唯一無二ですね。
デスクに合わせている名作スツール60は
よくDSのOBさんの家でも見かけますね!
まさにアートとテクノロジーが共存する
ARTEKらしい一品です。
日本ではアート性や、ある種ブランド家具
のような扱いをされていますが、本来は
道具としての要素が強いように感じます。
それでは今日はこの辺で。。。