こんにちは。
長らく花粉に悩まされております
前山です。
近頃、薬局へ行く度にノリタケさんデザインの
花粉パッケージをよく目にします。
もう少しのガマン、、、
同じ悩みをお持ちの皆様、もう少しです。
頑張って耐え抜きましょう笑
休日の朝、外の空気に触れるのが臆病に
なっている僕は本の整理をしていて思い出しました。
今年は僕がデザインやプロダクト、建築において
最も影響を受けたバウハウスの生誕100周年だと、、
1919年の4月1日、グロピウスによって宣言され、
開校されました。
バウハウスの理念の中で、
「あらゆる造形活動の最終目標はバウ(建築)である」
という言葉があります。
何年たった今でも、僕が建築やモノを見たり選んだり
する時のひとつの指針になっている気がします。
かなり前のブログでアップルのジョナサンアイブは
Braunのラムスを敬愛していたと書いたことが
ありましたが、そのラムスはバウハウスから
多大な影響を受けていました。
私やスタッフ萬雲も愛用しているドイツのLAMYも
見近なところでいうと、大きく影響された
メーカーですね。
少し前に枚方のモデルハウスに置いていた
ウルムスツールもバウハウスの理念を継承するもの
として、1953年西ドイツに設立された
ウルム造形大学の初代学長のマックス・ビル
によって当時アシスタントを勤めていた
ハンス・ギュジョロとともに、学生達のための
腰を下ろす道具を考え、誕生したプロダクトです。
サイドテーブルや収納としても使えるので、
結構便利です。
マックスビルの腕時計も個人的に愛用していますが、
シンプルなデザインはいつの時代にもフィット
し易く、使いやすいですね。
実は男の憧れ(笑)ポルシェ911の
デザインにも携わった
フェルディナント・アレクサンダー・ポルシェ
もバウハウス出身。
しかし、そんなバウハウスも、たった14年という
歳月でヒトラー率いるナチスによって閉校に
追い込まれました。
でも実はヒトラーも建築好きだったそうです笑
グロピウス邸
その結果、初代校長であるグロピウスや
ファンズワーズ邸
ミースファンデルローエのような優秀な人達の
多くがアメリカやヨーロッパへの亡命を
余儀なくされました。
その結果、幸か不幸かバウハウスの思想、つまり
モダニズム建築が世界中に伝わったといわれています。
先日のスタッフ千葉のブログで世界4大建築家の
一人であるコルビュジェの紹介がありましたが、
バウハウスの初代校長であるグロピウスと
三代目校長のミースファンデルローエも
またその中の一人であり、
機能的かつ合理的なモダニズム建築を
広めた代表的な人物なのです。
そういった新たな扉を開いてくれた先人たちが
いて、今の当たり前があるのだと思います。
なので僕は、建築やプロダクトにおいても、
過去をきちんと理解した上で、今の時代でしか
出来ない新しいデザイン活動をしている人に
惹かれます。
僕たちも、そういう存在で居たいと思った
前山からでした。