D’S STYLE関西本部の中商の本社では
毎朝、出社してから15分間掃除の時間があります。
先日、外の掃除をしているスタッフが一言
「アリがやばい。」
何のことかと思い、ふと落ち葉などの入ったちりとりを見ると
小さなアリがわんさか😂
(写真映えはしないので撮っていません。)
よく聞くと、会社のエントランスにあるシマトネリコ付近に大量発生しているとのこと。
今はまだ見かけないけどこれから他の虫もたくさん見つかるのでは!!(怖)
そう思い、シマトネリコの虫対策について調べてみました。




虫対策の前にシマトネリコ(英名Fraxinus griffithii)について少しご紹介。
温暖な地域原産の半常緑樹(寒い場合や水の加減で冬に少し葉を落とすことがあります)。日本、台湾やフィリピン、インドの森の中でよく見られるようです。自生している沖縄では「カブトムシの木」としてお馴染みでその高さは10-18mにもなるのだとか!!
和洋のどちらにも合い、害虫にも強く育てやすい樹種として知られ、住宅のシンボルツリーとしてよく使われています。先日の佐野のBLOG「お庭の植栽選び」でも紹介されていました。オーナー様の間でも成長が早い樹としても有名ですね。
土や地面の関係にも依りますが、住宅の庭でも4−5m程度の大きさには成長するようです。
ちょうど今の時期5-6月に白い花を咲かせるシマトネリコ。


この白い部分が、開いた状態になっているのを見たことがあるので
おそらく今は蕾の状態なのだと思います。
さて、そんなシマトネリコは、ほぼ害虫がつかないことで知られているようですが…虫は来ます。
虫対策としてできること。
まず一番は枝を剪定して、光や風通りをよくすること。
そして「定期的に薬剤を撒く!」
これに尽きます。笑
浸透移行性の薬剤を、害虫の発生する春から秋にかけて月に1回程度散布すると効果があるようです。
土に撒くタイプの「オルトランDX粒剤」が好評でした。



ついてしまう害虫については薬剤(殺虫剤)を撒くのが一番とのこと。
液状の散布型の薬剤もありますが、庭に1本だけ、という場合は、スプレータイプの殺虫剤でも大丈夫なようです。散布型は「ベニカXファインスプレー」が使いやすいようです。
害虫が広い範囲に渡って分布している、樹高が高すぎて薬剤が届かないという場合は、先ほどの予防にもなる浸透移行性の薬剤が効果的!
(これってどの庭木でも同じですかね…笑)
植えたときの樹高や枝張りをキープしようとすると年1回程度の剪定が必要なのですが
剪定した後に癒合剤という、切り口(=傷口)を守る薬剤(人間で言う絆創膏みたいなもの)を塗ると、雨水や雑菌が入るのを防ぐことができます。
家にトネリコがある方は、
年に一度、3月〜4月上旬、9月〜10月上旬頃にシマトネリコの日を作って剪定してあげるといいかもしれませんね。
ちなみにこんなにメンテナンスの話をしながら
会社のシマトネリコはぐんぐん伸びています笑

右端が、シマトネリコ。

横に伸びました(笑)
皆さんの庭のトネリコはいかがでしょうか^^
最後に番外編として、緑や植栽関するD’SSTYLEのブログを
少しご紹介します。
土間で育てたい植物
フラワーコーディネーターの経歴を持つ
須田ならではなの植物ブログです!
外構計画のススメ
お家の印象をガラッと変える外構
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こちらは、中島から外構事業部のご紹介です。
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イロハモミジやジューンベリー
よくご提案させていただくシンボルツリーなど
品目ごとに紹介しています。
冒頭にもご紹介したインテリアコーディネーター佐野ブログです!
調べれば調べるほど奥が深い植物たち
みなさん、ぜひチェックしてみてください