その後の暮らし(後編)
夫は念願の柴犬との生活が実現。
夫:犬はずっと飼いたかったので、付き合っていた頃から柴犬のインスタなどを見せて、ちょっとずつアピールしていたんです。
妻:この人、インスタでフォローしているのも柴犬ばっかりなんですよ(笑)デートでもしょっちゅう犬を見にいってましたもんね。
夫:うん。柴犬専門の犬舎とかにも連れて行ってました。
妻:もともと私は動物を抱っこするのも怖かったんです。でもね、大ちゃん(柴犬・黒)だけは抱っこできたんですよ!もう見たときからかわいい!ってなりました。家の引き渡しまで、お店に預かってもらって、迎えにいったんです。二頭目のきち(柴犬・白)は、初めは飼う気はなかったんですけど…
夫:僕的には「1人だとかわいそう」と思っていて、飼いたかったんです(笑)何となくで見に行った時にかわいくて「ためしに、相性がいいか、大ちゃんを連れていこう」っていう流れでお迎えしました。
妻:今はやっぱり二頭とも「飼ってよかった」って思いますね。土間だけでなく、マットを敷いてあげたんですが、もう「家が壊れるかも?」っていうくらい元気に走り回ってますよ。
夫:僕のお気に入りの座椅子なんかも常に占領してますけどね(笑)リビング用にソファーなどを置いていないのも、犬たちが動き回りやすいように、と思ってのことなんです。
妻:このテレビ前のスペースで、4人が入り混じって向きもバラバラにゴロゴロして、みんなして寝落ちしていることもありますね。
夫:起きたときにほっこりするんですよね。寝落ちしたのに「あ、寝てしまった!」と後悔しないんです。犬たちの足音やスンスンと匂いを嗅ぐ音がなんとなく聞こえる中で眠る…「ああ、幸せだなあ」と思えるんです(笑)。
自宅にいつも犬と妻がいる幸せ。
妻:家が大きすぎると管理も大変ですが、庭もあって、みんながちょうどいい距離にいるのもいいですね。日中、お店側で作業をしていても、窓から犬たちの様子が見えるのも安心です。お店をくっつけたことで移動時間がないのもありがたいんですよね。お店は前からやりたかったんですけど、実は店舗兼住宅を本当に始めるかは、ギリギリまで迷ってたんです。離れは用意してあるから、「いつでもできる」と思うとなかなか…。
夫:それが、ちょうど今年になって、僕は元いた会社をやめて、その会社から独立した先輩の元で一緒にやることにしたんです。
妻:そして、私もその頃にちょうど前の仕事をやめました。なんだか、2人が揃って新しいことを始めるのもいいかも…と思い切ってお店をスタートすることにしたんです。思い切ってやってみると、いろいろ変わりましたね。旧友も「実は私もこんなことをしているよ」などと連絡が来るようになり、お店をやる上での情報交換ができたり、縁が深まったり…やっぱり充実してきましたね。
夫:ちなみに僕は今まで以上に「スゴく家に帰りたい!」と思うようになったんです。だって、今は帰ったら必ず妻が家にいますし、犬たちもいるんです。こんなに居心地のいい場所ないでしょ(笑)
これから建てる人へヒトコト
ここは文句なしにお気に入り という空間を作る。
建てる前は、とかくD’S STYLEの悪いところを探してしまいがちになるかもしれません。でも、意外と住めば気にならないことが多いんです。しっくいの壁は自然収縮でヒビがはいりやすいですが、無料点検の際に埋めてもらえますし、自分でやることもできます。無垢の床は犬のツメのあとがつきますが、「いい味が出てきた」と思えます。家をアレンジしていく上で全てを完璧にするのは、大変です。でも1箇所だけでも「ここは文句なしにお気に入り」という空間を作ることはできると思います。例えば私は「トイレの空間がお気に入り」だったりします。
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オウエン菓 a bite [ア・バイト]
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※現在は通販のみ
「ちょっとずつ、ここちよく」をテーマに体に優しいものだけを使って つくる素材本来のおいしさを味わえるお菓子をつくっています。