その後の暮らし(後編)
介護・福祉用具に携わる夫とヨガのインストラクターをしている妻。そして2人の子どもと猫一匹。TVは設置せず、心を動かすモノだけを置く 「Less is more(少ない方が豊かである)」という考え方を実践するかのような穏やかな家族のその後の暮らしを伺ってきました。
「家にテレビを置かない」という英断。
妻:家具は引っ越す際に買い揃えたのですが、引き渡し当日に届くように予め手配しておきました。
夫:といっても見ての通り、かなり家具は少ないんですけどね。
妻:実はウチはTVがないんですよ。
夫:テレビは元々見ませんし、今ならみたいものがあればサブスク、YouTube、TVerなどで見られますからね。それに2階にプロジェクターがあるので、必要ならそちらを使えばいいか?ということで。それにテレビがないと、家具の配置に制限がなくなるんです。「テレビの向かい側にソファーを」とか、考えなくていいですから。
妻:だからウチでは、1ヶ月に1回くらいは模様替えしちゃってます。季節ごとに日当たりのいい位置に移動させたり、寒いときはラグを敷いてみたり、ダイニングテーブルを窓際に持っていってみたり…
夫:TVがないことで、ホントに自由になれるんですよね。
妻:無機質なアイテムをなくすことで、あたたかい空間にもなりオススメです。テレビがないことで、本を読む時間が増えましたね。
夫:僕は外で庭の畑をいじったり、車を触ったり、土間で何かの作業をしたり…と有意義な時間が増えたように思います。
妻:それに音楽をよく聴くようになりましたね。やっぱり心地よい時間がたくさん作れるようになった気がしますよね。開放的な空間を活かしてヨガのオンラインレッスンや家でのマンツーマンレッスンもできるようになりました。生活にもフィーリングや心地よさを大事にしている私には、すごくいい環境になりました。
夫:休みの日も家に居るのが楽しいもんね?
妻:昔の夫は休みになるたびに、とにかく出かけたがっていましたからね。でも今はずっといても苦しくない。漆喰の壁、無垢の床など自然なものに包まれているということもあるかもしれませんね。
夫:そうそう。部屋じゃないんです。空間…でっかいハコにいるようなものですからね。そういうところが居心地がいい理由になっているんだと思います。
「Less is More」の精神で、毎日を楽しむ。
夫:住み心地は夏でも冬でも快適ですね。吹き抜けがあってもどこに行っても暖かいんです。僕はやっぱり土間がお気に入りですね。海に行ったときもウエットスーツを干すのに便利なんですよね。
妻:雨に降られて帰ってきた時も、土間が広いので玄関で渋滞することなく「いったんみんな家に入れ〜」とやれるのもいいんです。
夫:外で作業をしている時、土間とつながっているキッチンから靴を履いたままビールを取れるというのも、お気に入りです。家としてはコンパクトなんですが、人が集まりやすいのも特徴ですよね。なんというか、大人数でも過ごしやすいんです。
妻:そうなんですよ。友だちが集まった時も、階段、土間、ウッドデッキ…とみんなが思い思いのところに座って過ごしてくれてますね。
夫:子ども達や猫もぐるぐる走り回って階段でもよく遊んでますよ。
妻:友だちからの評判も良くて、2年越しで遊びに来ている友達もいまだに「やっぱりこの家、いいよなー」と褒めてくれています。私も日々キレイになるよう整えています。収納が少ない分、モノは増やさないように心がけています。
夫:おかげさまで家の中が、いつもスッキリしてます(笑)
妻:でも何でもかんでも無くすわけじゃなくて、アートやオブジェなど心が動くモノは、ちゃんと置いてあるというのが理想です。「Less is more(レス・イズ・モア)」というドイツの建築家の方の言葉もあるんですが、モノの多さは必ずしも裕福さに繋がらないと思うんです。心が動くモノだけをチョイスすればいい…この家に住み始めてからは、そんな良さをリアルに感じるようになりました。収納も予め用意されてはいなくて自分たち次第で工夫する。そんな家を選んだ時点で、おそらく私は単純な「便利さ」を求めていなかったんです。D’S STYLEには、どこか不自由さを楽しむようなカッコよさがあるように感じるんですよ。
夫:ホントにいい感じに暮らせてますよね。つくづく僕らは、この家を建てられてよかったと思います。
妻:猫も揃って、全員で昼寝していることも増えて…そんな時、ふと「ああ、ウチら幸せやな」って思うんです(笑)
これから建てる人へヒトコト
この家は住んでからわかる良さも
すごくたくさんあるんです。
建てる前には不安になることが多いかも知れません。でもこの家は、住んでからわかる良さもすごくたくさんあるんです。だから心が少しでも動いたら、D’S STYLEで建てると決めて飛び込んでほしいと思うんです。不安だった点も考え方次第。誰にでもフィットする懐の深さがある家ですから、みなさんにもきっと「いいライフ」が待っていると思います。