こんな健康的に暮らせて
自分たちの色まで出せるんですvol.2

DATA:2017年6月完成 京都府京都市 K様邸 BASIC (3.0x5.0 PLAN)

その後の暮らし(後編)

同じ会社で働き雑貨店の上司と部下だという夫妻。京都を中心に大阪、滋賀で雑貨を扱うお店を展開する職場で働き、日々センスのいい雑貨に触れる二人が暮らすD’S STYLEの家。暮らし始めて1年目の暮らしぶりをお伺いしました。

1階と2階を分担してコーディネート。

:その分、2階は僕の好きなようにやらせてもらいました。…とは言っても、もともとマンション時代に使っていた家具があったので、それをどう納めていくかというのが中心でしたけど。仕事上では、僕の方が上司でエライはずなのに、家では…ね(笑)。
:好きな色やモノは基本的に似ているんですけど、やっぱり違う部分もありますね。
:2階は好きだったMOMO NATURALの家具で揃えています。D’S STYLEの家はカッコいい系のコーディネートにされる方も多いので「合うのかな?」とも思いましたが、ぴったりでしたね。
:私の任された1階は、D’S STYLEで刺激を受けてカッコいい系のテイストを採り入れたアレンジにしています。なんとなく、1階ではごはんを食べたり、2人で一緒に向き合える時間をとりたかったんです。
:実は階段の手すりの色は、ちょっとモメたんですよ。
:結局、夫のほうが折れてくれて、黒の手すりに決定しました。
:今思えば、1階と2階を繋ぐ場所だから…半々という変則パターンでもおもしろかったかもしれませんね。
:DIYはこの家に引っ越してからやり始めたんです。
:引っ越しの日はトラックを借りて友達に何人か手伝ってもらい、そこからみんなで棚などを取り付けることから始めました。
:2階の窓もカントリー調にしようと、木を切って取り付けました。蝶番でとりつけているだけなんですけど、ちょっとだけ寸法が計算と違ったんですけど、それも手作りらしくてご愛嬌かな、と。
:あとは、建築時の廃材で裏庭のテーブルとイスを作りました。だいたいプランニングは妻がしてくれます。学校で建築系のことやイスの設計なども学んでいたことがあるだけに、頼もしいですよ。
:力仕事は男子に任せますけど(笑)。
:仕事でも什器を組み立てたり、売り場を作ったりするんでそういう仕事には慣れている部分はありましたね。
:作ったテーブルでバーベキューもしてみたんですが、大人がいっぱい座ってもびくともしなかったんです。意外としっかりしてました。

ストレスが減り、自然と早起きできる。

:住んでみて1年ですけど、快適だよね?ストレスフリーです。
:引っ越して1週間で、なぜか夫の「あせも」が治りました。
:どうしてだろう?風通しがいいからか、建材なども健康的な素材を使っているからかな?
:光がいっぱい入るのも気持ちいいよね。目覚ましをかけなくても自然に起きられるようになりました。まさに日の出と共に起床するという感じですね。
:朝から体操をして、コーヒーまで淹れてくれている(笑)。
:なんていうのか、「起きて何かしよう」って思わせてくれる家なのかも。休みの時も家のことを考えて、ちょこちょこいじったり、「この場所をこういう風にしたいなあ」とか一緒に考えたり。
:今までなら休みになったら、外に出かけてましたし、仕事も遅くて「寝るだけの家」みたいになってましたもん。
:それが今は家で人を呼んだり、庭の手入れをしたり、テーブルをつくったり、「家のことで次に何しようか?」と考えるという楽しみが出来たんですね。
:たとえば今も庭をもっと装飾したり、片隅に「ピザ用の窯をつくっちゃおう」という計画もありますし。なんだか、全体的にすごい健康的になったよなあ、って思いますよ。

これから建てる人へヒトコト

だんだん積み重ねていって 自分たちの家になっていく。

普段から、いろんな人に「めちゃくちゃいいよ!」ってオススメはしているんです。こんな健康的に暮らせて、自分たちの色まで出せるんですから。他の家をあちこち見ても「自分たちのところがいいな」って思える家になっていくんです。初めはシンプルで何もない空間です。それが大きいもの、小さいものとだんだん積み重ねていって自分たちの家になっていく。こういう過程が楽しい。住んでいてもまだ完成じゃないって思えるから、いつも楽しみがある。今は寝室にできそうな空間を大きなクローゼットとして使うなど、二人ならではの贅沢な使い方をしています。この先、家族が増えたり、ペットを飼ったりでまた使い方が変わっていくのも楽しみなんです。考えるのが苦じゃない人には、おすすめできると思います。

OWNER PICKSに続く…