あのドアを開けた感じが忘れられなくて。vol.1

DATA:2017年7月完成 大阪府枚方市 K様邸 BASIC/Style@HOME (3.75×3.75PLAN+和室)

その後の暮らし(前編)

半年間モデルハウスとしてお借りしていた家。公開当時はスタッフに代わりモデルハウスの案内役としても活躍して頂きました。 モデルハウス公開終了後、入居された共働きの夫妻と1人娘の暮らしぶりをお伺いしていきました。

設計デザイン事務所から鞍替え。

:もとは分譲マンションを買って5年ほど住んでいました。
:快適さはあったんですけど、やっぱり一軒家ならではの外観やポーチがあるような暮らしに憧れもあったんです。
:二人とも実家は一軒家でしたから。
:それに娘を私立の学校に通わせたいと思うようになり、共働きの私たちとしてはなるべく私の実家に近いところに住む方が、なにかと頼れるかな、と考えたのもありますね。私が仕事から戻るまで娘を母に見ていてもらえたら助かるなあ、と考えたんです。
:それで、まずはマンションを売るところからはじめました。
:売ってみると買ったときよりも高く売ることができたんです。
:当初は中古の家を買ってリノベーションするとかを考えていたのですが、想定していたよりもずいぶん高く売れたので「これなら、新築でも大丈夫じゃないか?」となったんです。そこで設計デザイン事務所へ相談しに行ってみたんです。自由にデザインできるのはいいのですが、予算的に合わなくて…
:予算は伝えてあるのに、初めのプランの提案の段階から既に予算オーバーになっているような状態でして…ここから希望をドンドン伝えたら、さらに上がるんだろうな…と。
:最初に無理をしてお金をかけすぎて、せっかく家を建てたのに「楽しく暮らせない」のでは意味がないですからね。
:だから他を探そうということになって、D’S STYLEを見つけたんです。無垢の板、塗り壁など自分たちが「絶対にやりたい」と思っていたことが標準仕様に入っていました。
:実際にモデルハウス見学しにいったときは、衝撃でしたね。あのドアを開けた感じが忘れられなくて。
:そのあと別の会社のモデルハウスを見に行っても、「どこかでD’S STYLEと比べている」という状態になっていたんです。
:ここでなら自分たちのやりたい家づくりをコスト内で実現できるかな、とD’S STYLEに決めたんです。

和室をプラスして広がること。

:土地は先に決めてあったんです。あとは、どういうプランで建てるか、を決めるだけでしたね。たしか見学に行ったモデルハウスが3.0×5.0に和室がプラスしてあるものだったよね?
:うん。ウチもそれと同じイメージにしました。ただ、つける場所をちょっと変更したくらいですね。和室を「じっくり、こもれる場所」にしたかったんです。主人が昼寝したり、一人で勉強をしたり…そういう場所があるといいな、と思ってたんです。実際、友だちが遊びに来たときも、パッと見に見えていない場所に入り口があるので、「え!和室もあったの!」と後になって気づいて驚いていることが多いんです。
:和室にはちゃぶ台や季節モノのアイテムをしまってあって、作業するなら机を出して、昼寝するなら布団を出してくる…って感じで使っています。広さ的にちょうど落ち着くんですよね。そこから坪庭に向けてウッドデッキもつけているので、のんびりゴロゴロとするにも気持ちいいんです。
:和室があるとやっぱり便利なんですよね。たとえばひな人形、大きなものなんで「やっぱり飾るなら和室かな…」と思いますし。
:クリスマスツリーなんかは、土間にマッチしそう(笑)。
:それに将来的に、娘が巣立った後、もし私たちが「膝が痛い」とかで2階に上がるのがつらくなってきたら、この和室を寝室にもできるな、と思ったんです。私の母をみていても、だんだんと2階にあがるのが億劫で、あがらなくなっていくんです。だから洗濯物も1階でも干せるように考えてあります。
:もともと分譲マンション住まいでしたから、一層式の住まいの便利さを知っていますからね。
:たしかにマンションというのは、そういう生活動線をかなり考え抜かれていたなあと思います。そこに住んで感じた便利さを自分たちで家を作る際にも、ちょっと応用できるように想定して和室をや坪庭をつくってもらったんですよね。

後編に続く・・・