こんにちは
設計インテリアコーディネーターの佐野です。
先日は中之島美術館へ行ってきました
目的は新宮 晋+レンゾ・ピアノ展と
民藝 MINGEI展でした。
アーティストである新宮 晋とレンゾ・ピアノの人生をダイナミックな作品と共に紹介された展示と
私たちの身近な「衣・食・住」から紐解かれた民藝の世界が、現代まで脈々と続くまでを紹介された展示でした。
民藝品に昔から興味があり
小学生の時、学校の先生に「それは懐古趣味だね」と教えてもらった時は衝撃的でした。
古いものが好きなことに名前があって、当然ながらそういう人が他にもたくさんいるんだと。
開拓し大事に繋いでくれた先人たちに感謝です。
(昔、京都にいたジャイアント・トラやんと
中之島美術館で再会できました)
どちらも素敵な企画展でした
ありがとう中之島美術館。
そして阪急梅田で開催されていた”素晴らしき時代マーケット”へ。
カルティオのグラスからこぐまのミーシャのワッペンやピンズ、イギリスのアンティークの犬のぬいぐるみやレース、チェコの絵付の器、中東のラグから装飾品まで
わくわくする店舗さんばかりが集まっていて何往復もしてしまいました。
そんな中から冷たいスイーツが合いそうなグラスなどをお迎えしました。
プラスチックのカップのまますくっていたゼリーも、移しかえたら格別美味しく感じそうです。
身の回りに少しずつ好きなものが集まると、家で過ごす時間がより特別なものになる気がします。
さて、そんな”好きなもの”に囲まれた
和泉市M様邸にお招きいただきお家訪問をいたしました。
玄関を開けて土間で迎えてくれるのは
階段の化粧柱を彩るガラス製の燭台
ぽってりした厚みの可愛らしさとアイアンのバランスがモダンなアイテムです。
きっとロウソクの暖かな光も似合いますが
日中の自然光が当たっても柔らかく反射してくれそうです。
階段下にはミナペルホネンのファブリックが張られたstool 60が重なり
3本足の色が塗り替えられているのもポップで可愛らしいです。
特に2階のスペース2は以前のお住まいをオマージュされたというこだわりの空間でした。
あえて間仕切りをせず広い空間としてとどめておくことで、空間の自由度を残されてインテリアで使い方を楽しんでらっしゃいました。
(歴代コールマンのランタン)
スタッフmurataとお伺いさせていただいたのですが
ひとつひとつのアイテムに興味がありすぎて質問攻めに。
M様沢山の楽しいお時間をいただきありがとうございました。
他にもこだわりのあるM様邸の詳細は
ぜひmurataにお尋ねください。
おふたりで色んな場所へ赴き、コツコツと時には思い切りを持って集められた品々にはどれもストーリーがあるからでしょうか
とても居心地が良くてつい長居してしまいました。
D’Sのオーナー様から聞くのは
「友だちが遊びに来たらなかなか帰ってくれない」というお話しです。
夜に遊びに来た友人が一晩泊まって翌日もまだいるというエピソードを伺ったときは
きっとそのオーナー様が長く居ついてしまうような空間や、懐の大きさを作り出しているんだろうと微笑ましくなりました。
D’S STYLEは家というフレームを作らせていただき、そこからカスタムしていくのは、住まわれるオーナー様だというお話しをよくさせていただきます。
そんなD’S STYLEの家を好きで楽しんでくださるオーナー様だからこそ、楽しい空間ができ、帰れない家が生まれるのだと思いました。