その後の暮らし(後編)
まだまだカスタマイズしたいと話す、DIYに目覚めた夫と北欧雑貨が好きな妻、そして元気いっぱいのお子さんふたりとの賑やかな暮らし。 入居から1年を迎えたKさん家族の、ますます進化する暮らしぶりをお聞きしました。
自然と置くモノを選ぶようになった。
妻:家全体のコーディネート」というほど意識はしていないのですが、全体的にモノトーンかウッドテイストを基調に、家具や置くモノは選んでるくらいですよ。家電や家具も半分くらいは引っ越す前からあったものをそのまま使ってるだけなんですが、違和感がなくてよかったです。
夫:でも新たに家に置くモノを買おうというときは、必ず妻のチェックが入りますからね。「それはちょっと…」と、ダメだしされてますよ(笑)。
妻:いや、そこまでダメだししてませんよ(笑)。でも美観を損ねるものは、置きたくなくなる家だというのはたしかですよね。魚拓もたくさんあるんですが、魚の名前が太い毛筆で書かれたようなモノは、そぐわないから飾らせません。キッチンは作り付けの棚で「見せる収納」として並べています。さりげに親が絶対に置けという神棚も並べちゃってます。意外と馴染んでいるでしょ(笑)。雑貨好きの友達がプレゼントしてくれたり、好きな北欧雑貨などを揃えるウチに今のような状態になりました。どうしても生活感がでてしまう洗剤やシャンプーなどの消耗品は入れ替えて使うことで、統一感を出すようにしています。
はやく帰りたくなる家。
妻:息子たちもリビングにはなぜかおもちゃを持ち込んでこないのです。来客用にと確保していた離れが今はレゴ部屋になっています。しばらく息子二人でこもっていると思ったら、「できたから、見に来てー」って呼びにくるんです。家の周りにもミカン畑とか、遊び場はいっぱいありますしね。
夫:父親がミカン畑で使うローラーを改造して、そりで遊べる滑り台を作ってくれたんです。手製のそりや水鉄砲など遊び道具も倉庫にまとめて入れています。
妻:休みの日にどこかへ出かけても「早く家にかえろうよ」と息子たちが言うんです。家で遊ぶのが楽しいんでしょうね。そうやって元気に遊ぶ息子たちを見守りながら、雑誌などを読んでティータイムをするのが好きなんです。この家は、どこにいても子どもの気配を感じられるので私もゆっくりくつろげます。
住み慣れても また家のことを考えたくなる
夫:住んでみて困ったことって実はあまりないんです。木の材質が伸び縮みするから、扉の建て付けが悪くなったことがあるのと鍵穴が回りにくくなったことくらいかな。でもD’S STYLEに電話したらすぐライフアップスタッフが来てくれて直してもらいましたけど。後は、倉庫に入れているアウトドアグッズも家に持ち込んで、飾るようなカタチで収納するようにしていくことにも挑戦してみたいですね。どういうやり方にするか、検討中なんです。
妻:住み始めて1年でずいぶんあちこちいじったけど、まだまだいじっていきたいって思える。それだけ楽しくて愛着のわく家なんでしょうね。
これから建てる人へヒトコト
ポカポカと気持ちいいんです。
吹き抜けの家というのは、冷暖房が大変というイメージがあるかもしれませんが、日光や風の採り入れ方を立地に合わせて建築家が考えて設計しているんでしょうね、窓を開けていてもポカポカと気持ちいいんです。冬の暖房も意外と1階に置いているストーブ1つとファンヒーターつで、2階も全部温かくなっています。エアコンはほとんど使っていません。そのあたりもOBさんのお宅を見学に行く機会があれば聞いてみて下さい。
OWNER PICKSに続く…