こんにちは
設計・インテリアコーディネーターの佐野です。
今回のタイトルなぜ静岡かと言うと
先日2年ほどぶりに地元静岡へ行ったからです。
地元は富士山のお膝元で
雪化粧した富士山の雄大な姿を見ると安心します。
静岡や山梨の県民は
富士山で方角を読み取り
富士山でその日の天気を感じ取ることが日常なくらい生活の一部となっています。
今回そんな静岡で初めて訪れた場所が
「芹沢銈介美術館」です。
芹沢銈介さんは静岡市生まれの染色家です。
目黒にある日本民藝館で初めて
芹沢さんの染色工芸と出会って衝撃を受けて以来
ずっと行きたいなと心に留めていた場所でした。
よく手入れのされた緑の間をくぐって行くと
庭の水の音が響き、石貼りの重量感のある建物が迎え入れてくれます。
展示されている作品は初めて見るものもあり
大胆に見えて緻密に配置されたデザインや
一色一色洗練された色の組み合わせが
目蓋に焼きつく感動で終始ため息がでました。
美術館に行くと興奮で意外と疲れますよね。
芹沢銈介美術館は建物も美しく
中庭を眺めながら休憩できる部屋もあり
ゆっくり時間をかけて堪能することができます。
館内は撮影禁止ですがお庭はOKとのこと。
駆け足で回ったので
じっくり写真を撮れませんでしたが。。
建物自体も素敵なので
優雅に過ごしていたら時間を忘れてしまいそうです。
石貼り、銅屋根、水庭のこの建築は
建築家白井晟一さんの設計です。
静岡へお越しの際はぜひ寄ってください。
▽芹沢銈介美術館
https://www.seribi.jp/
芹沢さんのお弟子さんの
山内武志さんという方も静岡生まれで
浜松で活動されている現役の工芸作家さんです。
そんな山内さんの描く富士山にも一目惚れしまして。
懐かしいような郷愁を感じる味わいと
毎日拝む富士山そのものを
ユニークに描写されているところに惹かれ
富士山を描いた暖簾をひとつ持っています。
(生活購買店reed様より)
これで毎日富士山が眺められます。
D’S STYLEのお家でしたら
土間の所に絶対暖簾が似合うはず!と思っています。
玄関を開けてすぐの所や
リビングとの境にワンクッションや
キッチンにつけてもお店みたいでかわいいかもしれません。
美術品を飾るとなると身構えますが
身近なアイテムである暖簾をつけるというのは
なんともお手軽に日常を彩れます。