モデルハウスフリートーク(番外編)
D’S STYLEを建てたT様のご厚意で期間限定のモデルハウスとして公開することになった和歌山県岩出市のモデルハウス。※2016年3月で公開終了しました。
土間リビングと離れのあるSHOPのような家、その魅力をD’S STYLEスタッフがフリートークでお届けします。
ハナレをどう使う? produced by CASA
今回ハナレを全面プロデュースしている インテリアショップCASAにいろいろ聞きました。
ハナレは、この家にとって
別棟の空間でご家族が住まわれることを前提としているため、ハナレには、一般的に生活する際に必要となるソファやダイニングテーブルといった大きな家具はありませんでした。実際のお客様のご職業とは異なりますがご家族の中の奥さまが手仕事をされて、そこから生まれる作品をギャラリーに展示したり、奥さまとお客様が会話しながら、作品を手に取ったり、気に入ったアイテムを購入できるスペースがあるイメージを、架空のストーリーとしてCASAが考えました。
間取りは
エントランスを入って左側が土間で、レジカウンターが造り付けられていたため、ギャラリーや販売スペースに。右側は針葉樹系の杉の無垢材のフローリング。ここに、ワークスペースやアトリエのイメージを考えました。
窓まわりのスタイリング
この場所は立地的にすごく良くて、人通りが多い。それを活かし、夜、外から店内が見えるようにもイメージしました。窓の近くに、ドライフラワーを麻紐で結わえて吊るしているのも、そのためです。ドライフラワーは、ずっとあるアイテムの一つですが、今は「吊るすのもあり」というカンジですね。これはエアープランツなどの人気にもつながっています。窓が大きく、室内がとても明るいので、照明器具は照度よりもデザイン性を重視し、ダクトレールにエジソンバルブのペンダントライトをつけました。照明をつけても、中のフィラメントが楽しめるように、あえて40ワットにしています。
スタイリングのコツ
コツをご紹介するとしたら、家具自体には主張する色は使わず、アクセントにアートを使う方法ですね。アートの中で使用されている色が、アクセントになっています。高さが出るよう、壁にランダムに掛けたり、キャビネットの上に置いたり、立体感が生まれるように演出。ワークデスク前の一番大きなアートはイギリス生まれのフォトグラファーRachel Burbeeの作品です。新築だからと言って、すべての家具を買い替えるのは大変ですし、私たちのお店で買い揃えていただけるのは、お店としてはうれしいですが、その必要はありません。今回はハナレという、アトリエやショップをイメージした空間でしたが、一般的なお部屋をスタイリングする際には、ソファやダイニングテーブルなどの大きめの家具から考えることをお勧めします。リビングならソファが、ダイニングならテーブルがシンボリックな家具となり、それさえお任せいただければ、手頃に揃えられるお店の家具でスタイリングできるように、アドバイスさせていただきますよ。
SHOP INFORMATION
インテリアショップCASA
〒640-8392 和歌山県和歌山市中之島1475
TEL:073-488-5959 OPEN:11:00〜19:00 CLOSE:木曜
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