土間リビングにして
良かったなぁと思いますね。vol.1

DATA:2015年9月完成 和歌山県岩出市 T様邸 BASIC (3.0x5.0 PLAN+離れ)

その後の暮らし(前編)

リビングの一部まで土間を広げ、駐車場を隔てて独立した離れがある…かつてはモデルハウスとしてお借りしていた場所、暮らすのは現在独身のTさんおひとりと愛犬。パートナーが離れを使ってお店をする。そんな暮らしをスタッフと共にお伺いしました。

いい土地が先に見つかっていた。

Tさん:僕の場合、もともとは、「パートナーがお店をやるのにちょうどいい場所だな」と先にこの土地が見つかっていました。そこから上物を建てるところを探すような流れでしたね。あちこちの会社のモデルハウスを見て回ったんですが、あまりピンと来なくて…。どこに行っても、同じようなものばかりじゃないですか。そんな中でたまたまD’S STYLEのことを知って、モデルハウスの見学にいったんです。
都川:そうしてそこにいたのが、僕だった(笑)。
Tさん:そうそう都川さんに捕まった(笑)。実際問題、土地を買うだけではローンが組みにくくてどうしても早く上物を建ててくれるところを見つける必要があったんです。で、確かにモデルハウスもカッコいいなあと思いましたし、D’Sさんにお願いしようかな…と短期決戦で決めたんですよね。
都川:ありがとうございます!
Tさん:まあ、正直なところ僕としても「早くローンを決めなきゃ」と焦るような心境もありました。そういう面では、都川さんに会えてぐっと背中を押してもらえたと思います。はじめから友達みたいな感覚でフランクに話せてましたし、その頃から冗談ばかりいいながら契約に進んでいきましたね。
松田:他の会社を回ったときには、どうでしたか?
Tさん:ひとつ、とある設計士さんが作る家でD’Sさんと似たようなスタイルで建てているところもあったんです。そこも気になったので、問い合わせてみたのです。そしたら予算だけ伝えたら、「そんな予算では無理です!」とバッサリ…詳しい話も聞いてもらえない状態でした(笑)。
都川:そうだったんですね…。
Tさん:ある程度、規格化していることで予算的にも手の届く範囲で、このスタイルの家が建てられるというのは、よかったんでしょうね。

土間で暮らす選択。

松田:それにしてもスッキリしていますよね。
Tさん:もともとは、ワンルームでの一人暮らしだったんです。その時点でも既にモノが少なかったんですよね。友だちが遊びに来ても「ホントにここに住んでいるの?」と言われるくらいでしたから(笑)。実家がそう遠くないところにあるので、使わないモノは、そちらに置いてきたりしているんですよね。
松田:こだわったところはありますか?
Tさん:まず大きなところでいうと、リビングを削って、土間を広げてもらったことですかね。はじめからダイニングテーブルなどを置くつもりはありませんでしたから、その分カウンターは広げてもらいました。独り暮らしが長いと、「ダイニングテーブルなんていらないな」と思うもんなんですよ。一人で食べるなら、カウンターだけで十分ですから。
松田:なるほど、割り切ってダイニングテーブルを置く場所を確保しなかった分、土間が広く取れていますよね。
Tさん:テレビもソファーも土間におくスタイルにするつもりだったんです。実家が田舎暮らしだったもので、トイレに行くにも靴を履くような家に長く住んでいました。だから、「土間で過ごす暮らし」にも何の抵抗感もなかったんです。他は、建築家の岸本さんからは離れと母屋の間にウッドデッキにするプランをオススメされたんですが、離れはお店にすると割り切ってましたから、ウッドデッキで繋ぐのはやめておきました。
松田:おしゃれなお店になってますよね。
パートナーさん:ありがとうございます。今は昼間に別の仕事をしてますので、夜だけ「Rush&Co.」というタイ式マッサージのお店として営業しているんです。家は別のところにありますから、ここにはまだ住んでいないんです(笑)。
Tさん:だから今のところは、母屋は僕だけの一人暮らしです。

後編に続く・・・