その後の暮らし(前編)
ライブイベントを彩る映像エンジニアの仕事をする夫と某ブログサイトで公式ブロガーを務める妻。元々タワーレコードのアルバイトで知り合ったという大の音楽好きの夫婦と2人の息子、そして愛犬のミニチュアシュナウザーのその後の暮らしをお伺いしてきました。
納得いくまで11社くらい検討。
夫:元は賃貸マンションに住んでいました。家づくりのきっかけは、子ども達が大きくなるにつれてワチャワチャするじゃないですか(笑)。
妻:ジャンプとかするともうドンドン響いて、苦情が来るようになっていて…大きさ的にも窮屈になっていたんですよね…。
夫:まあ、考えなくちゃなあ…というノリで、住宅展示場に行くようになったんです。資料の取り寄せも11社くらいはやりましたね。
妻:じつはD’S STYLEは、1、2番目に訪れていたんです。
夫:うん。衝撃的だったよね。自由にできて、自分たちに合いそうだと感じていました。
妻:他の所に見に行った時も、「D’S STYLEのようにできる?」と聞いていたくらいです。でも同じようにしようとすると、値段が高くなってしまうんですよね。そういうのもあって、正直、私はあんまりもう他の会社の家は見る気がなくなってきていたんですが(笑)。
夫:それでもまだ見て回ってたのは…まあ、自分の中でとことん見て回ったぞ、と納得したかったんでしょうね(笑)。他のところでは「間仕切りをなしにして…」と相談すると「考えられない!」って感じで反対されました。ずいぶんお金もかかるよって…。それでまあ、納得したんです。やっぱりD’S STYLEだなって。
妻:私はもう最初から決まっていたようなものでしたけど(笑)。D’S STYLEではモデルハウスの他に、既に暮らしているオーナーさんの家にもお邪魔して見学させてもらいました。
夫:僕は一軒でしたが、妻は一人でもう一軒まわりましたね。
妻:お子さんのいるお家の様子を見せて頂いたのは、すごく参考になりました。収納のやり方、過ごし方などグッと現実的なものとしてイメージがつきました。そうやってD’S STYLEで建てることは決めたんですが、時間がかかったのは、土地探しでしたね。
夫:半年くらいはかかったかな?ようやくこの土地に出会えました。
妻:ここを見たときは、「この土地に出会うために今まで決まらなかったんだ!」と思うくらいにピンときました。
ライブハウスみたいな家にしたい。
夫:プランは3×5に離れをつけました。離れのドアがなくてオープンに繋がっているものにしたいというのは、当初から決めていたんです。モデルハウスで離れを見たときに、ここにCDをずらっと並べるというのは頭に浮かんでいたんです。
妻:二人のCDを合わせると相当な量になりますからね。
夫:多いのはメロコアなどのバンドのものですね。音楽の趣味はだいたい同じなんですよ。
妻:元々二人ともタワレコのバイトをしていて出会ったので、一緒にライブやイベントに行くようになって…という感じだったので(笑)。
夫:だから二人とも「家をライブハウスみたいにしたい!」っていう想いがあったんです。
妻:そう、アメリカのハンバーガーショップな感じがいいなあって。
夫:だから家に家具やインテリアもライブハウスの匂いがするようなアイテムを意識して選んでいます。ちなみにあのCDの棚は、妻の父に手伝ってもらってDIYでつくりました。
妻:2Fのクローゼットスペースの前は、本棚で目隠しにしているんですが、あれも置きたい本の大きさを測って作ってもらいました。
夫:僕自身はDIYをやったことがなかったですね。この家に住んでからですよ。興味を持つようになったのは。
妻:ちなみに前の家からもってきた家具は、テーブルくらいなんですよ。そこから約1年経ってようやくここまで揃った感じです。「とりあえず」で揃えるのは嫌だったんで簡易的に買ったりせずに気に入るものと出会うまで待って揃えていったんです。
夫:カーテンも白いレースだけでずっと過ごしていましたもん(笑)。
妻:最近になってようやく気に入ったカーテンが見つかり、落ち着いたって感じなんです。
夫:2階のMacを置いてるブースが完成したのも最近です。あれは大変だった…素材をサイズに合わせてサンダーで火花飛ばしながら削ってたら、「何事?」って近所の人も見に来たもんね。
妻:でもライブハウスっぽい質感で、いい雰囲気に仕上がったよね。
夫:ここに来るまではDIYしたことなかったのに…でもそれだけDIYしがいがある家なんでしょうね。趣味の幅が広がったようにも思います。でも妻からオーダーがどんどん来るんですよね(笑)
妻:「ここはこんな風にしたい!」って思うと、買うといくらするか調べてみると予算的に大変だったりするじゃないですか。…それでも欲しいなとなったら「じゃ、作ってもらおう!」となるんです。
夫:軽い気持ちで言うよね(笑)。で、どうすればいいか調べながら素材を創っていくという感じでやっています。
妻:ブースはインスタで見つけたイメージを元に作ってもらいました。
夫:はじめはアメリカンフェンスでやろうかって話も出たのですが、それだと重いから高いところにつけるのは危なっかしいでしょ。それで、妻が「こんな素材があるよ」って見つけてくれたんです。
妻:あれはエキスパンドメタルという本来、床にコンクリートを流す前に入れておく素材ですね。でもそうやって全部調べて、考えていくのも楽しいよね。
夫:うん。仕事がらイベント系のスタッフの繋がりが多いですから舞台を組んだりする「道具さん」に聞いてみることも多いんです。さすがに詳しくて「こうやったらいい」と、アドバイスしてもらえますね。
妻:そういう風に自分たちで手を加えたくなる家だな、と思います。
後編に続く・・・