本日のmonochroです。
アイヌ文様。
アイヌの人たちが身にまとう衣服や
生活用具、儀式用具など様々な道具に
文様が描かれています。
魔除けの意味があるそうです。
かねてから興味のあった
民族共生象徴空間 ウポポイに行ってきました。
国立アイヌ民族博物館までのアプローチには
森の中へ誘うようにモルタルのアートが続きます。
ポトロ湖という湖のほとりに
自然の中に佇むようにこの博物館はあります。
北海道の先住民族であるアイヌ民族。
この独特なアイヌ文様やアイヌ語など
固有の文化を形成してきた民族です。
自然界の全てのものに魂が宿るとされている
「精神文化」の考え方はとても独特に感じました。
熊などの動物や植物、火や水、太陽や月、
自然現象などもカムイと呼び敬います。
アイヌの人たちの暮らしや
迫害を受けてきた歴史のことも
さまざまな角度から
アイヌを知ることができる博物館です。
もちろん、木彫りの熊もおりました。
自分とは異なるものを受け入れるということは
日々の暮らしの中でもとても大切なことだと思います。
異文化を学ぶというと
真面目すぎるかもしれませんが、
時々こうして博物館や美術館に足を運んでみて
知らなかったものに触れることでも
人のうつわを大きくしていくような気がします。