こんにちは
設計インテリアコーディネーターの佐野です。
諏訪大社を訪れてみたく
先日長野県諏訪市へ行ってきました。
さすが長野県
諏訪大社へ向かう道中
沢山の名山が遠くに見えました。
諏訪大社に向かう参道からは
土産物屋さんからの美味しそうな香りも漂い
本社へ向かう途中寄り道もしながら楽しめます。
にぎやかなお土産物屋さんに挟まれて
古道具屋さんがありました。
鉄瓶や古いトンボ玉やセルロイドの筆箱など
懐かしい品々が置かれており
そこでかわいい招き猫を購入してしまいました。
ひょうきんな表情がお気に入りです
お参りとお土産と楽しんだ後は
なんと近くに藤森照信さんの茶室があると知り向かいました。
空飛ぶ泥舟
高過庵
下から入るようです!
低過庵
ツリーハウスのようなユニークな茶室が
ぷかぷかと空に浮かんでいる様子はとてもシュールでした。
(事前予約で中にも入ることもできるそうです)
そして藤森さんが初めて建築されたのが諏訪大社所縁の神長官守矢史料館
無機質さが好まれがちな近年の建築において
この有機的な素材選びとデザインが独特の空気感を生み出しています。
有機素材だからこそ、雨風に削がれて徐々に風化し
景色と馴染む過程が楽しめるのではないかと思います。
ですがきっと100年後も
周りの景色からは一線を画す新鮮なデザインに映るのではないかと思っています。
なんだか懐かしい、未来の風景が目に浮かびます。
以前琵琶湖サイクリングで寄った、たねやさんのラコリーナ近江八幡も藤森さんの建築で
その時も異次元の建物に衝撃を受けました。
特徴的な草屋根は印象が強いのに手前の植栽と溶け合って
まるで大地が起伏しているようなランドスケープ的建築でした。
コストや効率を求められることが増える昨今に
多くの人の手が入っていることを感じられるからこそ
滋賀県で愛される場所になっているのだと思います。
今回も実物を体験することでよりファンになってしまいました。
未来に残る景色とはどんなものでしょう
普遍的なデザインであったり
たくさんの人から愛される場所であったり
住宅もそんな未来の景色に残る
素敵な建物を建てていけたらと思います。