その後の暮らし(後編)
採用関連の仕事をする夫と事務として働く妻。もともと妻が植物好きだったこともあり、日当たりのいい賃貸マンションに住んでいた二人。
不満はなかったが向かいにマンションが建つことで状況は一変、家を建てることに。そんな夫妻のおしゃれな暮らしぶりをお伺いしてきました。
何もないところから考えるおもしろさ。
妻:住み心地としては、快適ですよ。広くて開放感がありますから。
夫:陽がたっぷり入ってくる設計も、本当に気持ちいいんですよ。
妻:収納も私たちは、土間の収納で結構収まっている感じです。
夫:マンガもロフトのスペースで順調に増えていますよ。
妻:まだまだ棚を増やせば、どんどん置ける余裕がありますからね。
夫:DIYも自分でやるようになりました。…といっても、クローゼットの用の壁の棚は、友だちに手伝ってもらって作ったんです。
妻:ちなみにあのクローゼットの地面に置いている方の棚は、DIYじゃありません(笑)ハンドメイドのアイテムがたくさん載っているCreemaでたまたま見つけた作家さんに作ってもらったモノです。
夫:たしかB Styleさんという作家でしたね。無垢材で作った棚などが意外なくらいお安く出品していらっしゃるんですよ。
妻:しかもサイズオーダーをしてもそんなに値段が変わらないんです。実物も質感がよくてお気に入りです…といいつつ、時間がない時は、洗濯物をそのままドーンと置いてたりするんですけど(笑)
夫:まあ、そういう部分も含めて便利に使えています(笑)収納は多くないけれど、その分、何もないところから自分たちの使いやすいように作っていけるんですよね。
妻:いずれ部屋のしきりが必要になれば、そのときの暮らし方にあわせて、使い勝手のいいものを考えればいい。暮らしのスタイルにあわせて考えて作れるのは、やっぱりいいな、と思います。
思い思いに過ごしても一人じゃない。
妻:マンション時代は、ヨガを習っても部屋が狭くてやれる場所がなかったんですよね。それが今ではどこでもやれる…そういうところも含めて気持ちよく暮らせていると思います。
夫:僕もマンション時代はキャンプ道具の手入れをするのも大変でしたが、今は土間もあるので、便利になりましたね。ウチは他のD’S STYLEに住んでいる方たちに比べると、土間は小さめだと思うんです。それでもやっぱり「土間の恩恵」は感じますよね。
妻:友だちが来たときは、これでも「土間が広い!」って言われたんですよ。「6人くらい同時に靴が履ける!これいいよね!」って。小さい子は、しきりに靴下まで脱ぎたがっていたのも印象的でした。
夫:無垢の床を「裸足で感じたい」って思ってくれたんでしょうね。
妻:多肉植物の植え替えなども、土間でできるのが便利なんです。土間の一角に窓をつけてもらっているので、そこが多肉植物を葉っぱから増殖させるスペースになっているんです。
夫:引っ越してからは、「植物に水をあげるために早起きする」という新しい習慣もできました。「増殖スペース」を見て、「あ、育ってるよ?」と発見するのも楽しいですし。
妻:家全体が明るい上にカーテンもつけていないんです。だから窓からの陽で自然と早く目が覚める感じがあるんです。
夫:休みの日もあまり外出しなくなったかもしれません。
妻:昔は「カフェに行こう」とかしていたんですけど、今はお菓子を買ってきて家でゆっくり楽しもうということになるんです。
夫:休日は、映画を見たり、本を読んだり、マンガを読んだり…家でそれぞれ違うことをしている過ごし方が多いかも知れません。
妻:ドアなどで区切られたりしていないので、同じ空間にいる気配はいつでも感じていられるんです。
夫:うん、何というか一人になる感覚がない…「一緒にいる」という感じがずっと続くんです。
妻:この距離感がすごくいいんです。
夫:改めて振り返ると、僕たちにはそういう過ごし方ができるこの家が、本当にピッタリだったんだなと思いますね。
これから建てる人へヒトコト
クローゼットにしようと思う箇所に、
下地を入れておくことをオススメします。
僕たちはクローゼットにしようと思う箇所に、下地を入れておくことをオススメします。棚の取り付け方やどんな材のものをつけたいかまで考えておくと安心ですね。D’S STYLEは明るい家が多いので、ついつい忘れがちですが、「夜どんな明るさになるか」も考えておくことですね。ウチの場合、クローゼットのスペースに照明を追加しておいてもよかったかな(笑)。スタンドなどで補うことも可能ですが、作り付けのソケットなどがある便利さって、やっぱり違うと思いますから。